バニー衣装を買える店

一目瞭然!? 価格帯別業者リスト
価格帯メーカー
10万円以上一般の特殊素材業者のバニー特注の相場
8万円以上衣装メーカーやコスプレショップの特注
  〃パレットハウス(女装洋品ショップ)
7.5万円コスチュームシティ(インターネット衣装通販)
約6万円K企画(うさぎハウスと共同開発)
  〃G-UNIT(エナメル専門店)
5〜6万円チャコット(渋谷のダンス用品店)
4.8万円オカダヤパールピンク(新宿の下着ショップ)
4.1万円Wonder Rabbit・Dタイプ(インターネット衣装通販)
3.5万円Wonder Rabbit・Uタイプ(インターネット衣装通販)
2.7万円東急ハンズ(高級タイプ?)
2.6万円オカダヤパールビンク2(エグゼ神戸)
2.0万円キャンディーフルーツ(インターネット衣装通販)
1万円以下東急ハンズ(パーティー用ジョーク品)


☆着心地と高級感なら、ダンゼンK企画!

 さて、たくさんメーカーはありますが、クオリティという意味で現在イチオシの店は、吉祥寺のK企画(伏せ字にしているのではなく、本当にこういう名前(笑))です。(そうそう、噂によれば同じ吉祥寺に同じK企画という名前のアダルトビデオかなんかの業者さんがあるそうで、まぎらわしいことこの上ないのですが、無関係ですので念のため☆)

 「女性向け情報」ページトップの写真は、うさぎハウスがK企画に頼んで開発していただいたバニー衣装ですが、いままでの業者のバニー服にありがちだった「シワが寄る」「着丈が短い」などの不満点が、かなり改善されています。また、同価格帯のチャコットやオカダヤが一枚の生地で作っているのに対し、K企画はガードル生地のような裏地がついて、縫製も一番丁寧です☆
 まぁ、オススメとはいっても、「現状で因幡の知っている業者の中では一番良い」という意味に捉えておいてください。まだまだ改善課題は残っていますし、もっと廉価で質の高い業者があるかも知れません。はっきりいって、歴史と資金力のある大和実業(エスカイヤクラブやザ・ロイヤルなどを経営している日本のバニーでは老舗の会社)の衣装にはかないませんし、そのあたりをつつかれても、つらいところです(笑)

 あと、K企画のバニー衣装はフルオーダーではありません。4種類のサイズを試着して、そこから着丈(胴の長さ)については個別のイージーオーダーがきくシステムです。受注生産ですので注文から1カ月ほど日数がかかります。しかもお値段はフルセット(ボディ・耳・タイ・カフス・カラー・尻尾の6点)で、6万円ちょうどです。値段については、他の類似業者さんよりも数千円高いですね。
 そのかわり、オプションのリボン(足の脇の両サイドにとめられるようなちょっと大きめの飾り)が2つサービスで追加されます☆(これ、元々はうさぎハウスの娘が注文する場合の村松さんからのサービスだったので、一般の方が注文する場合は付かなくなってしまうかも…。)

 あと、K企画さんの良い点は、料金体系が明確なところですね。オーダーを受ける業者さんは、細かい指定を聞かないと料金が出ない、作ってみないと正確には分からないと返事をすることが多くて事前に料金がはっきりせず恐いものですが(笑)、その点、K企画はイージーオーダーシステムの強みで、特殊な布を選んだ場合は○○円UPなど、価格表が系統だってきちんとしています。


☆業界大手業者Sの品なら安心!?

 存在はかねてより承知していましたが、あえて、今までうさぎハウスでは表立って触れてこなかったS製バニーについても、今回、コメントしておきます。
 制服業界大手メーカーSの出しているカタログに、黒と赤のバニー衣装が掲載されているのですが、75000円という定価のところにもってきて(この手のカタログ商品の常として値引きは可能なようですが…)、肩ひもはついているし、カタログ写真もシワだらけでディティールもよくなかったため、今さら紹介するまでもないだろうということで、購入試験をするまでもなく除外して考えてしまっていました。
 このたび、コスチュームシティさんから、「大手メーカー品だから、縫製、耐久性ともに最高の品」といった内容の自薦のメールをいただきましたので、掲載をするとともに、「最高」について補足説明しておきますね☆
 結論から言うと、上記宣伝文句は決して嘘ではないと思います。たまたま現物を見るチャンスがあったのですが、耐久性だけ考えるなら、肩ひもなしで自立するよう複雑な骨組みを入れて立体縫製を施している品よりも、肩でつるすことを前提にシンプルな構造に作ってある品のほうが、確かに耐久性はあります。たとえていうなら、高級レース下着とスーパーで売っているオバサン下着では、どちらが洗濯の耐久性に優れているか…といった話に似てますね!
 ただし、(これはあくまで私見ですが)因幡だったら、どうせ高い買い物なら、高級下着のほうがいいなぁ(笑)と思ったりします。ただし、あくまでも用途の違いからくる嗜好の差ですので、業務用だったらS製という考え方も、必ずしも間違ってはいないとは思います。


☆利便性を取るならオカダヤ

 お値段的ちょっと6万(+消費税)は高い、いちいちオーダーしたり生地を選ぶのは面倒、どうしても急いですぐに必要、という場合は、新宿のランジェリーショップ「オダカヤ」さんが無難でしょう。「基本6点セット」を揃えるのに5万弱ですみます。ただし、S,M,Lのスリーサイズの既製服で、オーダーはききません。自分に合うサイズのうち、そのときお店に在庫のある色を選ぶことになります。無理を言えば色違いや生地違いも可能かも知れませんが、その場合は、納期は1カ月ぐらいかかります。また、標準がワンウェイ素材なので、ツーウェイの生地(水着のような生地)で作ると、ディティールが変わってしまいます(因幡のゼブラ柄のバニー服がそうです。ムネのところがオッパイ星人のように妙なでっぱりになってしまったり、おしりのところの生地がもこもこと余ってしまってます)
 また、オカダヤさんでは、耳やタイなどのオプションとボディと連動せずに別売りしているので「黒で一式ください」と言っても、ボディは黒があるけど、耳は黒を切らしている、といった具合に、セットでそろわない危険もあります(私の知り合いからも、耳とボディは黒があったが、袖が赤いフチのついたものになってしまったという話もききました)。逆に言えば、耳だけ欲しいとかボディだけ欲しいといった買い方もできて便利なのですが…。
 それから、ここの衣装は横方向の伸縮性が良いので、多少体形の違う娘でも着まわしがきくメリットがあります。その代わり、伸縮性が良いということは水着に近いということで、体の立体感の線(お腹の膨らみとか)が出やすい欠点でもあります。あと、長く着ているうちに体型の凹凸に合わせた線が衣装に出てきやすいという難点もあったりします(ただし、着ているうちに体の形に近いクセがついてしまうのは、正直なところ、K企画もいい勝負かな?(^^;))
 あと、個人的に、オプションでいくつかひっかかる点があり、尻尾が「どらやき」みたいで可愛くないとか、袖に喪中ハガキのフチみたいなトリミングがあるのはちょっといただけないとか、襟がナイロンっぽい生地で安っぽくてすぐクシャっと曲がってしまうとか…。
 まぁ、値段が安目に設定されている分、そのあたりは仕方ないのかなぁ、みたいなところはあったりします☆

 あ、あと、オカダヤパールピンク2で扱っている「エグゼ神戸」ブランドのバニー衣装ですが、あれは着用感に難ありなので、買わないほうが無難です。ワンサイズ(フリーサイズ)しかないし、しかも後ろにファスナーがないから、円筒形のものを伸ばして着るしかない。太い女性だと腰から上に引き上げられないし、細い女性は着れるけど胸元が落ちてきてしまいます。
 この手の、「着用感に難アリ」品って、ボディにうまくディスプレイされていると一見わからないし、写真も撮りようでどうにでもなるから、なかなか素人目には判断が難しいんですよね。通販等で買うときは、気を付けてください。


☆バクチに出るならチャコット(笑)

 オーダー指向・高級指向の場合は、渋谷のダンス用品店「チャコット」も考慮の対象になるでしょう。
 ここは、エリや袖などの個別のパーツの作りがかなりしっかりしていて、オカダヤさんのものと並べれば、ほとんどの方が「チャコットのほうが良い」というはずです。正直なところ、カラーについては、K企画よりもチャコットのほうが優れていると思います。耳についても、ヘアバンドに巻くタイプではなく、ヘアバンドから生えるタイプの凝った作りです。
 しかし、問題のボディのほうはといいますと、私が始めて作ったウン年以上前は丁寧に採寸してキッチリ仕上げる職人気質の出来栄えだったのですが、最近は、露骨に「サイズが合わない」とか「邪険な応対」とかが目に余るものがあり、読者さんでも泣き付いてくる方が多くいます。
 いったん、体にピッタリハマったものができれば「持ち」も良いし当たりなんですけど、最近は、色々あってちょっとオススメしがたいというのが現状です。納期的にも3カ月ぐらいかかってしまうこともありますし…。
 あと、チャコットの衣装は胸に横方向のダーツを入れて立体的にしているのですが、これはけっこう不評です(笑)。確かに、バニーさんのイラストで胸に横向きのダーツが入っているものなんて、あんまり見ないですよね☆
 でも、本来、チャコットは「仕立て屋」的な筋が通っていた店のはずなんです。一番丈夫で長持ちするのも、舞台の激しい動きに追従するよう強健に作ってきたチャコットのお家芸なはずだし、デザインの変更も受け入れてくれたり、男性用も対応してくれたりと、いわゆる「例外対応」も悪くなかったはずです。ただ、あまりにもお客様の言うことをききすぎて無理が出たのか、オーダーの基本である「サイズ」が合わないことがある最近の不評ぶりは、あまりにももったいないです。
 もちろん、もし出来上がりのサイズが合わなかったとしても、誠意をもってきちんと交渉すれば最終的にはきちんと対応はしてくれますし、お直しにかかる追加料金なども取られないはずです。とはいっても、よくわかっていない娘は「なんかサイズがあってない気もするけど、バニーってこんなもんなのかなぁ」と諦めてしまったり、強く言えずに泣き寝入りしてしまったりとあるようで、難しいところです。

☆エナメルバニーならG-UNITも…

 こちらは、バニー衣装を作れる業者というよりは、エナメル専門の工房です。基本的に受注生産で多種多様なデザインのものを受け、もしバニーを頼む人がいたらそれも受けるという形ですから、バニー衣装を扱っているお店という表現をして良いかどうかは難しいところですが、槙絵ちゃんはここで赤のエナメルバニーを注文しました☆(因幡も後に白エナメルバニーを注文しています)
 工房だけに、色々な指定を入れられる自由度が高い代わりに、自分の中のビジョンがしっかりしていないと、ただ「バニー作ってください」では話が進まない、妙に職人気質なところもあります(笑) 基本デザインはこんな感じで、ここにボーンを入れて、アミアゲはこんな感じでと、少なくてもイラストとか図ぐらいは描けないとキツいかも知れませんね☆ あと、制作のサンプルとなる衣装や写真などを資料として要求されることもあります。
 ただし、出来上がりはドンピシャで、仮縫い段階でもほとんど縫い直しがないといった感じです。採寸オーダーなので自分の体にこそ合う一体感も得られますし、デザイン指定を細かくしなければならないだけに、逆に「自分だけの一品」という満足感も多大なものです。
 エナメルといえば、最近、K企画では「ストレッチエナメル」に対応しましたが、生地見本で見たときは「G-UNITのエナメルに比べて、ぺらぺらで貧弱ぅ〜」とかナメてかかっていたのですが、結果は…やられましたねぇ。K企画の衣装には強めの裏地が入るということを忘れていた(^^;) 出来上がってみたら、けっこう重厚感もあって、これはこれで良い感じ! 仕上がりとしては、全く互角の戦いでしたよ☆
 (99.10.04追記)なお、エナメル体験記をつくった頃の担当者はすでに辞めてしまっているようで、今はちょっとこの件での話が通じづらくなっているみたいです。
 (00.09.20追記)G-UNIT自体が、元あった場所にはなくなってしまっています。

☆コスモクリエイト同等品が入手できる、ワンダーラビット

 以前に掲載していた、インターネット通販のコスモクリエイトですが、現在リンクが切れているようですので、リストから外しました。
 39,800円という価格で、とりあえずフルセット揃う入門の一着。水商売向きにどこかで大量生産しているらしく、色々なバニーパブでも同じ形のバニーを見たことがあります(ただし有名な例の店ではありません)。この衣装は、胸元がちょっと緩目で大きなパットが入っており、着丈も若干短く(上胸がけっこう見える)、足回りも前後ともにハイレグで、いわゆる「水商売用」といったデザインです(笑) コミケで着用するには露出度が高めかもしれませんね☆
 また、袖や襟がマジックテープ留めにだったり、タイがスナップ留めだったりと、見えないところに廉価作戦の後が見え隠れしていて、こだわりのマニアとしてはちょっと悲しいところ…かな?(笑)
 でも、この衣装、驚くことにちゃんと裏地があったりするのです(市販品に裏地があるのは珍しい)。ただ、せっかく裏地がついていても、なんかあまり意味をなしていないというか、安目の生地を使っている分スケやすいから単純に2枚合わせて縫っただけ…みたいな感じですが、それでも、1枚で作っている他業者のものよりは、いい感じです。合わせも「10枚はぎ」ですし。
 あと、裏地が肌色というのも、なんとなくいただけないかなぁ〜?と思っていたのですが、最近、黒の裏は黒の裏地、白の裏は白の裏地になったようです。
 なお、この品と同じものを同じ価格帯で販売できるワンダーラビットがあります。K企画さんのバニーも、ここで取り扱っています。


☆遊び心のコスプレ衣装?キャンディーフルーツ

 もっと、グッと予算を落とす方向ならば、「キャンディーフルーツ」があります。以前に紹介していたFでみたことあるようなナースとバニーが掲載されているやん…とか、Fでは15,000円ぢゃなかったっけとか、そういうヤボな突っ込みは置いておきましょう(笑) 19,800円なら、まだまだ十分安い部類ですね☆
 デザインについては、アレンジにかわいらしい工夫はありますが、「これはちょっと、なんというか…違う!」と感じる方もいるでしょうし、ウチとしても「これこそが本物!」とは言えませんが(^^;) ともかく、この値段の中でこの細工(縦ボーンとかも入ってます)、充分に折り合いがついているのではないでしょうか…。
 ちなみに、東急ハンズ(のパーティージョーク)品は7,000円前後ですが、「洗濯は出来ません」とメーカー自ら明記しているぐらいですから、もともと使い捨て感覚で作っています。たとえば因幡の場合、3回着用しただけで破れました(^^;) デザインも、もとから肩ひもで支えることに依存した作りだし、胸元の立体感もほとんど再現させていません。それに対して、こちらの品は、肩ヒモなしで自立させるようにボーンも入っていますし、胸の内側にはパット、背中にはアミアゲなど、デザインや縫製の工夫の後も見られます。
 ただし、けっこう薄い生地だし、後ろのアミアゲも少しセクシーっぽい感じがあるので、コミケなどでのコスプレには向かないと思います…。
 なお、東急ハンズでは最近、パーティジョーク商品ではない「高級版」バニーを出しているようです。ディスプレイを見た感じは、まぁ良い感じだったのですが、なにぶん、エグゼ神戸の例があるので、見た目だけでは着心地はコメントできないです。ただし、エグゼ同様、正中線の縫い目がない(おそらく5枚はぎ)のが、ちょっと気になるところですね…。


☆番外編:男性が着用するなら…
 基本的に、うさぎハウスは「バニーを着用したい女の子のための」情報を提供しているのですが、なぜかその手の問い合わせがけっこう多いんですよね(^^;) まずはこちらのページを見ていただき、後は「大人の知恵」で適宜対応してみてくださいませ☆


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