「制服まにあ」の独り言(8)

<99.11.13>

制服だってお店の「売り」、もっと自信を持ってください!

 最近、勝手に業者向け独り言の多いこのコーナーですが、今回は、馬車道関係です(ずいぶん前から気になっていて、書くチャンスを失っていたんだけど…)。
 あの…、気持ちは分かるんです。オタクな野郎どもが大挙して押し寄せると、店のイメージが云々とか、一部の心無いオタクどもが、ウエイトレスにストーカーまがいのことをするのが迷惑云々とか☆(笑) でも、他店に差を付ける制服を採用した以上、それを「売り」にすることに否定的なのは、どうもいさぎ悪いと思うんですよね。

 というのは、実は私、以前に(同人とは別にとある仕事上の事情で)、馬車道さんに制服関係の取材協力を申し込んだことがあるんです。結果としては、断られたんですが、ただ、そのときの断り文句が「うちは、制服で売っているわけではありませんから」なんですよね。失礼ながら、その言葉には「馬車道に行ったことのある客の1人として」断固納得いきませんでした。
 だって…。行ったことのある皆様にお聞きしますが、馬車道の食事って、おいしいですか? クレームつけるほどまずくはないかも知れないけど、とりたてて美味であるとかそういった特長もなく、せっかく矢絣のウエイトレスや明治風の内装といった感じで演出に凝っておきながら、メニューブックはただのファミレス風で、パスタ料理ばかり。これだったら、たとえばピックリドンキーなどのほうが「出している食事と内装類のイメージに一貫性がある」と思います。
 また、そのときはたまたまかもしれませんが、私が行ったときには、デザートと同時に頼んだ紅茶が、デザートをほぼ食べ終わった後になってから「大変遅くなりました」と持ってこられました。その紅茶、用意はしてあったけど出すのを忘れていただけらしく、ポットの中の茶葉は煮出しすぎて、とても飲めたものではなかったというオチもついている事件がありました。
 辛口な発言とは承知であえていいますが、「制服で売っているのではありません」と豪語できるほど食事に特長あるわけでもなく、従業員の志気もこの程度(人間だからミスするのは仕方ないけど、出し忘れ品と気付いていながら、長時間経過したものをそのまま持ってくる無神経さ)では、「では、御社はいったい何がウリなのですか?」と、いちどじっくり聞いてみたいものです(そのときは仕事の電話だったのでケンカは売れないから、そのときは、「さようですか、ではまた何かありましたら、よろしくお願いします」と引き下がるしかなかったけど…)。
 それに、「矢絣袴の女学生は、明治ではなくって大正では?」といった突っ込みやら、「どうして埼玉なのに馬車道(横浜の地名)なの?」という突っ込みもあるみたいだし、ともかく、やることが半端なんですよね…。横浜出身の因幡としては、埼玉で馬車道と名づけるのは、田舎街の商店街に「○○銀座」とつけるのと同じぐらい、いただけないと思う次第です。

 「うちは、制服で売っているんぢゃない」なら、それはそれで構わない。だったら、堂々と、味なりサービスの質で勝負してください。そんなにオタクがいやなら、あの矢絣制服も地味で普通のワンピースとかに代えるといいと思いますよ(あ、モダンパスタがそれか(笑))。制服が特別でなくたって、味が美味しくて従業員サービスが行き届いていれば、ちゃんとお客さんは来ると思うし、迷惑な制服オタク連中もこなくなって、一石二鳥ぢゃないですか☆

 ちなみに、そういう意味ではアンミラなんて「確信犯」だから気持ちいいですよね☆ 噂によれば、新人ウエイトレスに対して「ミニスカートだから、不慮のチラリがあるのは当たり前。心して綺麗な下着を着てくるように」と教育しているとか…!?
 まぁ、上記はあくまでも噂としても、ちゃんとマニア受けが良いことを理解しての上で、それなりの戦略を立ててきたり、「オタク向けの店」と「一般風の店」のすみわけを考えてきたりしているあたりも、なかなか、やってくれるぢゃんって感じです。制服に際立った特長をつける以上は、制服オタクを排斥するのは無理があるわけで(笑)、そういう人達を「リピート率の高いお客様」にするか「はた迷惑な雑魚」にするかは、店の力量だと思います。

 あ、そうそう、ついつい店に辛口な発言が多いこのごろの因幡ではありますが、店側が「おたくな客は、迷惑でうんざり!」とならないように、制服ファンの皆さんも、その手の店では十分に言動に気を付けてくださいね☆(私も気をつけるようにします)。せっかくの聖地を、自らの手でつぶさないように…。



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