因幡うさぎの仕事「テープ起こし」

<98.09.27追記>
 ここのところ続けてテープ起こしの仕事が入っています。しかも、同じ会社から分量を増やして依頼されたりして、ある意味では信頼されているってことだから嬉しいには嬉しいけど、さすがに、先週は体力を消耗しました。メールを20通ため込むほど、タイトだったし…(笑)
 今回のテープは、マルチメディア系の話で、いつものものより身近で興味のもてる内容ではあったんだけど、逆に「思い入れを持って聞いてしまう」から、仕事としてはなんだか能率が悪かったです(^^;) その中で出てきた「メディアとは何か」という話が、私にはとてもはっとさせられる内容でした。メディアとは水道管で、表現とは水を流すことという例え話がでてきて、「表現したい事がないのに水道管の話ばかりされている」と辛辣な意見も上がっていましたが、私自身、それは他の方のホームページや同人誌などを見てよく感じていた点でした。自分がそんな自慢できるほどの表現の「水」を持っているのかと言われれば偉そうなことは言えないし、それに水があるからといって洪水のように流せばいいってものでもないわけですから、それは難しい話なんですけど、だけど、私の中では「流す水がないのに、水道管作りにばかり凝っている」人々に対する、釈然としないものがずっとあったわけです。
 まぁ、この問題は根が深そうなので、いずれまたどこかできちんと語れる日がくれば…と思っています☆

<ここから先は以前の内容です!>
 知人の紹介で、某テレビ番組のテープ起こしの仕事がたまに来ます。何でテレビなのにテープ起こしかというと、ゲストが発言した内容を全部文字にしておいて、それを見ながらどこをカットするかとか、どこをつなぐかとか編集するみたいなんです。確かに、ビデオ見ながら決めるのは大変だし、発言したゲストに内容を見せて確認をとるときも、文字になっていたほうがわかりやすくていいですよね☆ 雑誌の対談とかならわかりやすいけど、こういう形でもテープ起こしが利用されているというのは意外でした!
 ちなみに、その番組は毎週ありますが、毎回私のところに仕事が回ってくるわけではありません。思い出したようにたまーに(1〜2ヶ月に1回ぐらい?)依頼が来ます。たぶん、私のところに回ってくるときは、収録から放映までの時間がなくて社内の人間や普通の業者さんでは間に合わないときみたいですね(笑) だから、納期はすごくタイトです☆ 「夕方にテープを渡すから、明日の午後までに仕上げてくれ」みたいなときも…(^^;)
 テープ起こしは、どのレベルまで仕上げるかによるのですが、かなり緻密に言葉の抜けがないレベルまで仕上げようとすると、2時間テープで丸々1日(この場合、8時間という意味ではなく24時間という意味に近い(笑))はかかってしまいます。大体の骨子が見えるところまでの起こしは早いけど、そこからの細かい聞き取りづらい言葉の拾い出しとか、専門用語とかで苦しみます(笑) それでも、他のコンピューター系のバイトよりも時給に直したときの効率は良いです。もしかすると、普通のテープ起こしの相場よりは、若干高めにいただいているかも知れませんね☆
 なお、真面目にテープ起こしの仕事は、いつでも歓迎しています。納品先からは「ここまで急がせたのに、かなり丁寧に起こしていただいて…」とお褒めの言葉もいただけています。やるからには何でも徹底しないと気が済まない性格なんで、仕事の緻密さはお任せください!(笑) そのかわり、持続が効かない体質です。短距離走は得意ですが、マラソンは苦手って感じかな? だから、スポット依頼の仕事だと一番クオリティも上がりますね☆ もし何かあったら、是非よろしくお願いします!


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