☆なんだか割り切れない因幡


 以前に「お金のお話」というタイトルで、仕事の下のカテゴリで、コーナーを作っていましたが、お金に関わらず、「世間ではこうと言われているけど、自分はどうしてもこう思えないのに」とか「常識ではこうだと言われているけど、なんか違う気がする」とか、いつもなんとなく「あれっ?」とひっかかっている内容を、こちらでいろいろと散文的に書いてみる形に変えました!


ケチを愛にすり替えないで…!

 たまに、男性相手にお金の話をすると、妙に後味の悪い思いをすることがあります。パターンはだいたいもう定型化していて、要するに「割り勘」問題なんです。
 いきなりですが、私は、デートの食事代とか場代は男性が持つのが普通と思っています。結婚したら、男性が女性を養うのが基本と思っています。エッチができるかどうかは、女性が許すかどうかに決定権が依存されていると思っています。いまどき流行らない考え方かも知れませんが、ともかく、そんな感じで考えてます。ところが、たまに、「君のその考え方は間違っている」と、真っ向から反駁してくる男性がいらっしゃるのです。
 その手の反論者に言わせると、私はタカビーでオトコを財布としか思っていなくて、愛情や人間味がなくて、恋愛をお互いに育む対等な人間関係と思っていなくて…以下云々(笑) 聞いている私は、うざったくて「あ、こういう野暮とは二度と会ってやらん!」とか思いながら、その場はとりあえず我慢しているのですが、そういう奴に限って、私の考えがいかに平等でないか、延々と説諭に励むので、困ってしまいます。
 確かに、論旨の中には一般論としてもっともらしく聞こえる部分もあるんだけど、とどのつまりが「貴方と自分は対等なんだから、同じにすべきだ」に過ぎないことが多い☆ 具体的に言えば、「デートに誘ってついてきたってことは、君も僕のこと好きなんでしょ、だったら対等だから割り勘ね」から始まって、はては「男女は平等で、僕は君とHをしたいから、君も僕とHをすべきだ」(笑)まで、なんでも、妙に平等化の論理を持ち出されてしまうのです。
 少なくても私は男女間は平等とは思っていないことを暗ににおわせて、「あ、この人とは価値観が違う」と諦めていただこうとするのですが、大抵は無駄な努力に終わります(^^;) その手の、かみ合わない会話の最中によく言われるところの「君は愛よりも、お金とかプレゼントとか尽くしてくれるとか、そういう物質的なもので人の価値を計るわけ?」とか「物さえくれれば誰でもいいわけ? それは、愛を知らないと思うけど…」みたいな言葉が、「あれっ、それ一見もっともらしいけど、なんか違うぞ!?」という因幡の直感に訴えるのです。いわば、「疑惑のまなざし」ですな☆
 しかし、残念ながら、私は、この手の問答を論破することができないんですよ。だから、感覚的に自分が間違っているとは思わないのに、正しいと主張する根拠を持てずに、消化不良になることがあります。


愛とお金はどちらも重要

 以前に「お金のお話」でも書いたネタですが、上記の話にも似ているけど、愛はお金では買えないという論理、愛はお金より素晴らしいといた論理が、妙に嘘くさく感じてしまうことがあります。
 この件については、「愛はお金で買えないけど、お金で愛は潤います」という三鷹さん(めぞん一刻)の意見に一票ですな☆(このセリフ、元ネタあるのかも知れないけど(^^;)) やっぱり、貧乏でも愛があればっていうのはキレイゴトと思う、現実主義者の因幡です。でも、私、五代君のほうが好きだったりするんですけどね(笑)
 だって、因幡にとって、愛なんて今さら論じるまでもなく、「あって当たり前」のものなんですもの。当然、愛はすべての中にあるものであり(生き物だけでなく機械やぬいぐるみや空や大地、コンクリートや鉄の固まりにもあります)、私に言わせれば、愛は感じようとするすべての者に降り注ぐものであり、内包しているものであり、それに今さら理屈も証明も言葉もいらないんですよ。なのに、愛をことさらに素晴らしいものかのように語り、お金より貴いなんてわざわざ説諭する人は、実は愛に飢えているんぢゃないかという気がしたりもするんです(^^;)
 で、これをみた人は、上記男性の愛の表現の話と矛盾しているって思うでそ? だって、男性が女性に対して語る「愛」って「違う物体」なんだもん(笑) ほれ、因幡、心理学とかそんなに詳しくないけど、エロスとかアガペーとかあったよね。ともかく、違うんだ、あれは。エッチしたいから「愛しているよ」と口説く男からは、私の知っている「愛」は感じ取れない(それを「人類愛」みたいなものにすり替えられたから、違和感感じたのかぁ。ちょっと分かってきたぞ!)
 あ、また話がちょいとそれましたね☆ ともかく、因幡的には、お金のことをことさらに小声でいわないと汚い奴よばわりされるような世界は、早く変わって欲しいものだと思います。
 

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