かつて因幡は、写真を撮られるのが嫌いでした。今でも積極的に「あたしのこと、撮って撮って!」という感じではないのがホンネですが…(笑) 理由は、昔の自分は「写真うつりが悪かった」からです。
 どんな女性も大抵はそうだと思いますが、大笑いをしてたり、物を食べていたり、よそ見していたりする、そんな不用意な動作の最中に「パシャッ」といきなりフラッシュをたかれたら、ロクな写真にならないから嫌なんですよね〜☆(納得いかない写真の例はこらちです(笑)) でも、おすまし顔をしようとしても、いざカメラを向けられるとどんな顔してよいか分からなくて、緊張するあまり、ロクな顔になっていなくて、それでまた落胆してしまう。笑っても駄目、緊張しても駄目、ダメダメづくしで、「どうせ、私は写真うつりが…」みたく、どんどん嫌いになっていたわけです。
 こんな私でも、カメラ向けのキメポーズというか、「上手に撮って貰えるおすまし顔」を覚えてからは、写真もうまく撮って貰えればまんざらでもないかな?…なぁんて気もしてきました。

因幡、初の成功写真 左の写真は、初めてのコミケバニーであまりにも写真うつりが悪くて落胆した因幡が、極秘訓練をつんで、はじめて自分なりに納得できる「おすまし顔」を習得したときのものです。撮ってくれたのは、当時のスタッフ「としとし」氏。91年〜92年頃だと思います。
 その頃の私は、写真の自分と普段鏡で見ている自分のギャップが納得いかず、鏡に写っている程度におすまし顔で写れれば、こんなに写真嫌いにならないで済むのにぁ…と感じていました。女性でそう感じている人って、多いんぢゃないかな?(笑)
ぢつは、証明写真だけは納得いく顔で写ることができました。写真屋さんできちんと撮ってもらうと駄目だけど、3分間写真は正面のガラスに自分の顔が写るから、そこで表情を確認して固定できるので、そこそこ納得行く写真にできるのです☆
 その原理を応用し、この写真訓練のときは、カメラの後ろに鏡を立てて、そこに向かって自分の納得いく表情を捏造してからシャッターを切るというやり方をとりました。
 ちなみに、「なぜ耳がついていないのか」という突っ込みが非常に辛いのですが、ぢつは背景にしている紙がぎりぎりまでしかなかったんです。本当は、耳のないバニーなんてとても許せない!という気持ちだったのですが、出来上がった写真の途中から背景が切れて白い壁にかわっているのはもっと間抜けなので、やむなく外して撮影しました。でも、画面に「うさぎっぽい耳」がないのはなんか淋しいので、きゃらら(うさぎ縫い)を強引に入れました☆(笑)
 自分にとって写真の不安は、「写りが悪いネガが、他人の手元にいつまでも残ってしまう」という点です。その点、このようにプライベートで実験的にとった写真はすべてネガが手元(あるいは信頼できる知人の元)に残るので、安心して色々に表情な角度をチャレンジできます。それが結果として納得いくショットにつながっているのかな?

因幡、ワンフェスピンクバニー  つづいて、右の写真。この写真、ワンフェスのディーラーを手伝ったときのもので、とある方からいただいたものなのですが、これもずいぶん前の写真です。もしかすると、下のもう一枚の写真と同じときかも知れません。だとしたら、95年7月ですね☆
 ぢつは、いただいたときは、この写真、あまり好きぢゃなかったんです。ずっと忘れていました。たまたま最近、古い写真を整理していて、これを見たとき、昔みた印象と違って、自分的にはそこそこ納得できるって気が付きました。写真って、そういうこと、あるんですよ。自分が被写体の写真だけでなく、他の娘の写真でもそうなんだけど、第一印象でさほどでなかったはずのものが、何ヶ月とか何年かたって見直してみると、「あれ? なかなかいいぢゃん☆」みたく感じることがあるんです。これって、なんなんでしょうね…。一種の懐古趣味みたいなものなのかなぁ?(謎)
 ともかく、この写真は、最近になってちょっといいかなと思えるようになってきたものです。スキャンニングするとかなりイメージがかわってしまうので、実は、元の写真のほうが好きなんですけどね☆(暗い館内で撮っているから、ただでさえ緑味の強い写真が、スキャンすると余計に色合いが曖昧に…(^^;)) 元写真をそのままインターネットで見せるのは無理なんで、とりあえずJPEG画像でご容赦ください☆ 
 ちなみに、この写真が好きな理由を具体的に言うと、「目が素直」なところかな?

因幡、ワンフェス私服 こちらの写真は、日付をあえて消さずにそのまま掲載してあります。95年のワンフェスですね☆ 撮った方は、今でもうさぎハウスの会員をやってくださっているSさん。撮る目的が3Dの造形のときの参考資料にするということで、きちんとそうおっしゃってくれたため、逆に安心感を持って被写体になれたんだと思います。真横とか、斜めとか、色々な角度から撮られたのですが、この正面写真は、自分的には、割と納得いってます。
 実は、この日は、着ている洋服がふりふりしていてけっこうお気に入りだったので、その効果もあったかも知れませんね☆(笑)
それしても、後から思うと、この頃の私はノーメイクで写真に撮られるなんて度胸のあることやってましたねぇ。無知というのは強いことです。眉毛とかもほとんど手をいれずに、太眉のままで通してしまってるし☆ 時代的に、まだ太眉流行のなごりがあった頃だから、まぁ、セーフだったのかもしれないけど、今では写真のときにノーメイクは、恐くてとてもとても…って感じです(苦笑)

 余談になりますが、どうも私の写真って、バストアップで撮られたもので顔がむくんでいない(二重あごになっていない)ものがほとんどないんですよ。そりゃ、元が丸顔だから、それを丸くなく写して欲しいってほうが無茶なんだけど(笑)、アップは鬼門みたいなところがあるし、大抵はほんと納得いかないんです。最近の写真なんて、オールNG!って感じ☆ でも、たまたま、うまくいってたものを過去写真の整理で発掘したため、こっそり掲載してみました。

 「女の子のポートレート撮らせたらちょっとは自信あるゼ!」とか、「素人の被写体でもけっこうモデルっぽくキレイに撮ってみせるよん」ってカメラマンさん。いましたら、因幡を「当社比150%アップ」ぐらいに化けさせてみましょう! こちらがOKしない写真は絶対に表に出さないという約束さえきちんと守れる方なら実験台になりますので、連絡くださいね☆


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