※この内容は、2001年8月12日のコミックマーケット60で配布した無料配布本の内容を、そのまま掲載したものです。




うさぎハウス10周年
   区切りの書


〜同人以外のバニー表現を求めて〜

<無料配布本>




うさぎハウスは、2001年8月を持って創立10周年を迎えました。
(1991年8月創立)

 本来ならば、これを機に新たなる次の10年に対する抱負を語るべきところなのかも知れませんが、諸般の事情から、この10年という区切りを持って、活動を[インターネット掲載にあたり編注:同人活動を、という意味]一旦終了いたします。
 ひとことでは語り尽くせない事情はありますが、簡単に要約すれば、下記の2点となります。

1.うさぎハウスの目的のうち、果たせる部分は既にそれなりに成果を出せたし、逆に10年間かけてクリアできなかった部分が、今まで通りの活動をし続けて今後達成できる見込みは少ないと判断した。
2.因幡うさぎをはじめスタッフや関係者も年を重ね、生活環境の変化やその他の事情から、今までのように趣味のために十分な時間を割けなくなった。

 この本では、1の部分について振り返りながら、「因幡うさぎが、本当にやりたかったことは何か」「そのうち達成できたことは?」「維持に意味が薄いと判断した部分はどこか」「今後はどうなるのか…」などについて、できうる限りの説明をしていきます。
 小さい文字で文章ばかり続きますが、よろしければ、御一読いただければ嬉しく思います。

☆うさぎハウスのコンセプトって?

 いまさらの感はありますが、うさぎハウスを一言で表現する言葉を早い時期から作っておかなかったのは、失敗だったと思います。活動をしている最中(初期)は、因幡自身も暗中模索で、きちんと伝えたいことを言葉に出来ていなかったのでしょう。
 でも、今なら、言えます。簡単なことです。

「バニー姿に憧れる素人女性が、安全にバニーできる世界を作る」

これが、メインコンセプトです。「バニー好きのためのサークル」みたいな曖昧な言葉を使っていたから、読者やファンの皆さんを混乱させてしまったのだと思います。

「バニーの格好をしてみたいけど、水商売をしたかったわけではない。ただ着てみたいのに、着られる場所も、衣装を買える店も分からない」状態から、因幡が悪戦苦闘をしてマイバニー服を入手し、そして「趣味のバニー」というジャンルがあることを確立させていった…。その経緯が、うさぎハウスの歴史です。
 因幡にとって大事だったのは、「クオリティの良いバニー服が安全確実に入手できる方法の模索」「趣味でバニー服を着てみたい女性がいることを、世間に認知して貰う」でした。それは大変な道のりでした。趣味でバニーするということを周囲に理解してもらうのは、かなり難しかったです。
 でも、その活動の中で、自分と同じように、「バニーちゃん、私もぢつは着てみたかったんです〜」という女性達に出会えたのは、大きな収穫でした。彼女達は、バニー服を着てみたい願望があると口にできないまま、潜伏していたのです。
 活動の途中からは、「そういう娘達と、もっと出会えるチャンスがあれば…」「自分が知ったバニー服業者の情報を提供していけたら…」「趣味でバニる娘が、安全にバニー姿を披露したり、同じような娘達とコミュニケーション取れる場を作れたら…」という気持ちも強くなってきました。
 うさぎハウスの基本的な活動は、すべて、「着る側」の視点を優先してやってきたつもりでした。ただ、男性ファンの皆さんには、正しく理解してもらえていなかった部分もあったように思います。(一部には、バニーパプ通いをする男性同士の情報交換のサークルとか、バニー女性とそのファン男性のための出会い系サークル的に誤認されていた節もあったようです。)

☆どうして友の会や自主イベントを開いたの?

 同人誌を製作発行する以外に、「うさぎハウス友の会」というファンクラブ的なものを設立したり、自主イベントを増やしたりした時期がありました。
 それらは、全て、バニー女性が活動しやすくなるためのバックボーン整備のつもりでした。イベント会場で不特定多数の視線にさらされ、「わざわざ男の目を引くエッチな格好している娘…」と誤解をされて嫌な目にあうよりは、うさぎハウスの趣旨を理解し、住所なども分かっている会員を呼ぶアットホームなイベントのほうが、バニー姿で参加する女性達も安心できるだろうと考えたのです。
 しかし、これらについては因幡の力不足もあって、残念ながら目的とは正反対に近くなってしまいました。結果として、マニア的なファンで固まった独特の閉鎖的な雰囲気が強くなっていき、後期は、バニー女性達も素直にイベントを楽しめない状況に陥ってしまったようです。

☆試行錯誤の連続

 商店街の福引イベントに起用してもらったり、会社社屋落成記念パーティーでコンパニオン代わりに呼んでもらったり、写真サークルの開催する撮影会にうさぎハウスのバニーをモデルとして使ってもらったり、バニーガールがウエイトレスの臨時喫茶を開いたり、雑誌などのメディアで取材の依頼があれば積極的にお受けしたり、その他、思いつく限り色々なことにトライしてみました。
 因幡としては、趣味でバニーしている娘達に「一般世間との接点のある行事」に参加してもらうことで、「バニー姿で何かを成し遂げた達成感」を感じてもらいたいと願っていました。せっかく自分のためにバニー服を買ったなら、自宅で一人で着用するだけでなく、披露できるチャンスもあったほうが良いですよね。あと、バニー服は普通の服より高価だから、何か仕事があれば紹介していくことで、バニー女性達の満足度UPと衣装代負担軽減を同時に叶えられれば…と思ったのです。
 しかし、現実には、仕事や出番がそうコンスタントに降ってくるわけでもなく、また、条件の良い仕事であればあるほど、相手先から「人選」されてしまう現実もありました。素人が趣味でやっているサークルですから、女性の容姿のレベルはモデル事務所にはかないません。たまに回ってくる仕事の話は、必ずしもバニっている仲間達の皆が喜ぶ内容とは限りませんでした。また、どんな娘でも好んでやりたがるような条件の良い仕事となれば、当然、条件も厳しい。それはかえって、趣味でバニっているはずの女の子同士に、「ランクの差」のような微妙なひずみを残してしまうこともありました。

☆資金の問題

 うさぎハウスの設立のとき、因幡が「バニー同人誌を作りたい」と周囲に声をかけたところ、実は、それなりの数の協力者がいました。
 「うちのコピー機を無料で使わせてあげるよ」「スクリーントーンは自分が買ってくるから」「写真は、こちらで焼き増ししておくね」「車での搬入は僕が…」といった具合に、製作に当たる費用も作業も、打ち合わせの食事代も、周囲の誰かしらが進んで分担してくれていました。その頃の因幡は、お金のことを気にせず、「こういうものを作りたい」とコンセプトだけ提示していました。そうすれば、それに必要な材料や環境は、誰かが整えてくれていたのです。今考えればずいぶんバブリーな話ですが、当時は若かったので、単純に「同じ目的を持つ仲間がたくさんいて嬉しい!」と無邪気に思っていました。
 しかしそのうち、協力してくれている人がなぜか男性ばかりで、中には同人活動とかバニーそのものには熱心でない人もいることに気づき始めてしまいます(もしかしたら、そういう人のほうが圧倒的に多かったのかも知れません)。そういったからくりが見えてくると、誰かが「お金を出す」とか「物を買ってくる」と言ってくれても、もう、相手の好意に素直に甘えられなくなってきてしまいますよね…。
 活動に心から共鳴して援助をしてくれているなら特に引っかかりはないのですが、周囲の男性達に目的のはっきりしない金銭負担をさせているのも変な感じです。途中から「これからは、人のお金に頼らずに同人活動をしよう」と、考えを切り替えました。
 しかし、いざ、そういう方式に切り替えてみると、「同人なんて、もともとやるだけ大赤字」ということに、改めて直面するわけです。身近な人の出資に頼らず今までと同様の活動内容は維持するためには、本の売上なりイベント代できちんと収支を取っていくか、足りない分は全て自腹かしかないのです。
 となると、本を作るにしてもイベントをするにしても、「万が一、売れなかったり集客がなかったとき、自分の少ない持ち金の中で責任もって支払えるか」…、そんなことを常に気にして活動するようになります。赤字を防ぐためには売れる本にしなければとか、計画人数分の集客をとらなければとか、採算を意識すると読み手や参加者のウケを無視できない状況になってきます。  結局、大部分の収入源は、男性ファンの買い支えによって保たれていたわけだから、ポリシーや目標としては「女性のため」であっても、本当の意味で「女性の、女性による、女性のための」サークルとして徹底できていなかったかも知れません。

☆衣装着用の体験記は必要とされていない?

 最初のうちは、「バニーが好き」という気持ちだけ先走って、バニーの何がどう好きなのか、自分でもうまく表現できなかったのですが、途中から、バニーの「衣装」が好きであることに、はっきり気づけました。なので、後期からは、主にバニー服を着用したい女性や、衣装の構造に興味のある人をメインターゲットにした「オーダー体験記」系の本を作るようになっていきました。
 しかし、正直なところ、内容がそういう傾向になってから、売上部数は落ちました。それまで、出す本出す本、「完売→増刷」と昇り調子だったうさぎハウスは、ここにきて「刷った在庫が捌けない」という転機を迎えます。
 もともと、女性読者のほうが圧倒的に少ないのに、本当に伝えたい(書きたい)女性向けの内容を優先してしまったのだから、ある程度、覚悟はしていたことでした。
 それにしても、男性読者の口から出る言葉は「写真集を出して欲しい」「××ちゃんは、今日は来てないんですか?」「次の(バニー姿の女性と会えるような)自主イベント、期待しています」などが多数。かたや、こちらが本当に伝えたいのは、バニー服の研究開発成果や、着用したい女性のための衣装情報などの、「バニー服は素晴らしい」「バニーのこんな部分に服飾的な特徴があります」といった内容です。
 これでは、かなりギャップが出ているなぁと、あらためて痛感します。

☆うさぎハウスが達成したこと

 10年前に、初めて因幡がコミケでバニー姿をしたとき、周囲の視線はかなり冷たいものがありました。そのころは、「キャラクタでない衣装」を着ていることが珍しかったこともあって、「なんで、あそこに(なんの脈絡もなく)バニーがいるわけ?」といった声もありました。
 その頃は、コミケの更衣室でも入念すぎるチェックを受けたり、他の同人イベントでも、バニー姿だと断られる(あるいは、上着がないと不可とか制限つきの)ことのほうが多かったです。
 しかし、10年の間に、同人イベントにおけるバニーの地位(?)は向上したと思います。ある時期からコミケの更衣室チェックは結構甘くなりましたし、一部のバニーコスプレ女性達の間では「うさぎハウスのバニーと名乗ればお咎めが少ない」との噂も飛び交って、うちに関係ない(因幡の知らない)娘までが、更衣室でうさぎハウスを名乗っていた話も耳にしました。中には、「自分は、うさぎハウスの関係者だ」と名乗って、あらぬ悪事を働いた方達もいるみたいで、当方に覚えのない被害報告が入ったこともありますが…(苦笑)。
 良いか悪いか別として、うさぎハウスの知名度が上がり、「コミケでバニー」が以前より一般化したのは、一種の成果だと思います。

 また、同人以外の一般世間では、東急ハンズで従来のパーティジョーク品より質のよいバニー服が置かれるようになったり、その他にも、バニー服を販売するショップが増えたり…。市販されているバニー服のバリエーションも、10年前よりは格段に増えたと思います。
 従来「バニーコート」「バニースーツ」という呼び方が業界では一般的だったバニーの衣装を、「バニー服」(うさぎハウスが従来よく使っていた呼称)という呼び名で販売したり、自社製品の体形補正効果の説明に、うちの同人誌に書いたことそっくりな内容をセールストークにしている業者もあったりして、「あっ、多分、影響受けているな!?」ってピンと来たこともありました。また、うさぎハウス自体も、K企画(ユニフォーム会社)と協力して、究極のバニー服製作のプロジェクトを組み、それなりに納得のいくバニー服を完成させました。
 市販バニー服のバリエーションが10年前に比べて増えたことは、趣味のバニーという世界があることを一般世間に認知させた成果だと思っています。つまり、うさぎハウスの活動の主要な1つの柱は、ほぼ達成できたといえます。

☆どうして、続けないの?

 10年前に比べ、バニー服は色々なところで売られるようになりました。今や、買いたい人は、わざわざ「うさぎ☆ハウス」に相談しなくとも、自分の手で気に入った業者を探すことが容易になりました。また、同人イベントでバニーコスプレをしても、皆さん理解があります。今は、バニりたい娘は、余計な気苦労をせずに楽しんで着ることが可能になったのです。
 今さら、「もっと、品質の良いバニー服を作って販売する業者はないの?」とか「同人イベントでもバニーコスプレを認知して欲しい」とか、そういう啓蒙運動をしなくても、衣装業者は既に十分に増えたし、同人イベントでのバニー認知度は上がっている…。
 それは、「10年前の因幡が望んでいた未来像」に近いものです。目的の一部は、達成されてしまいました。うさぎハウスの「やらなければいけなかったこと」(の一部)は、既に「やらなくてもいいこと」になってしまったのです。

 となると、あとは、同人以外の部分です。自らの趣味でバニりたい女性は、コミケを知らない(いわゆるパンピーと呼ばれる)人の中にもたくさんいるはずです。そんな女性に対して、バニー服の情報を発信すること。また、趣味でバニーをしても顰蹙を買わないような社会を整えていくこと。多分、バニーのイメージが水商売イメージから抜ければ、また少しは違ってくると思うのです。
 同人誌という表現方法では、同人誌即売会に来る人か、そういうものに興味ある人にしか伝えることができません。しかし、今は、インターネットという便利なツールもあります。インターネットは、印刷代をかけず、本の在庫リスクを抱えず、カラーで鮮度の高い情報を発信することができる、優れたメディアです。全ての人がパソコンを持っていたりインターネットできるわけではありませんが、それを言うなら、全ての人がコミケに来るわけではない(同人には興味がない)という言い方も出来てしまいます。
 同人のほうでは、ある程度、表現したいことはできたので、これからは、無理に同人誌という形を取らなくても、インターネットを使えば(ある程度は)ことが足りると思います。

☆なんと、この手が!

 さて、では、衣装を着たい人のために情報提供をするには、具体的にどういうやり方が効果的でしょう? 模索しつづけて10年間。ついに因幡は分かってしまいました!(今、分かった気になっているだけかも知れないけど…)
 それは「衣装販売」です。なんで、早く気づかなかったのでしょう? いや〜、うすうすとは気づいていたのかも知れません。しかし、「お店を持つ」には資金が必要で、まだ当分無理みたいな思い込みがあったんでしょうね。でも、インターネットなら、無店舗でごく少ない資金で開業できてしまうのです。規模的には同人感覚でも、立派に「お店」が作れるわけです。
 考えてみれば、スイカを食べたいと思っている人が、スイカのイラストを眺めたり、スイカのノウハウ本を買ったりして満足はできないですよね。スイカの売っている場所をわからない人は、お店の紹介した本を買うかも知れないけど、売っている場所がわかるなら、八百屋さんや果物屋さんに行って、スイカを買ってくることでしょう。バニーを着てみたい女性のために本当に必要だったのは、「買える場所」「着られるチャンス」なのです。
 衣装ショップなら、「着たい女性の夢」を現実的に叶えることができます。因幡自身も、いつもバニー服に囲まれていることができます。バニー服の研究開発も(しかも同人と違って経費で)続けられるし。そして、良いものを良いサービスで提供していれば、努力に応じた収入も期待できるわけです。
 さらに、オマケがあります。商売という形で衣装販売(あるいはレンタル)していれば「バンケットサービス会社」「写真撮影スタジオ」「イベント企画会社」などからのバニー服の用命もあります。そういう企業は、容姿端麗な女性達を用意してバニー服を着せ、「職業バニー」を生み出してくれます。そうなれば、ワインレディ、モデル、キャンペーンガール…、今まであまりなかった新しいジャンルで、バニーガールが活躍できるチャンスも増えてくることでしょう。  水商売以外のバニー職業が増えて欲しいというのは、うさぎハウス1号(創刊号)から書いていることです。そんな夢も、このやり方ならば、かなり早く達成できることでしょう(実際に、その成功例は出つつあります)。
 今までのうさぎハウスは、趣味でバニーしている自分達を、そのまま仕事として使ってもらえれば…という考え方でした。もちろん、理想としてはそれに越したことはありません。しかし、実際のところ、素人ではなかなか仕事は貰えないのが現実です。中身がお金で雇われた女性であっても結果として世間に新しいバニー仕事が増えるなら、そのほうが全体としては、かえって良いのではないかと思いました。たくさんのバニー活躍の実例が増えて、世間のバニーに対するイメージが良くなれば、素人が「私も、(ああいうふうに)バニーしてみたい」と公言したときに、「あんなハレンチな格好、辞めたほうがいい」とか余計なことを言われない、楽な世の中になるのですから…。
 同人誌を作って「バニーが好き」「バニーがいい」と、本の中で気炎を上げたり、あるいは因幡や仲間達(ぶっちゃけた話、素人ですね)がバニー服を着用して懸命に世間にアピールしているよりは、「衣装販売」のほうが、どんなにかスマートで効率的でしょう!

☆目標に近づき続けるために…

 意外なところに、思わぬ近道はありました。しかし、因幡は、この10年の道のりに、決して無駄はなかったと思っています。因幡自身、ここに至るまでに何十着ものバニー服を色々な業者で購入し、多くの失敗や出資を重ねましたが、一緒に実験台になってくれたお友達バニー、情報提供をしてくれた方々、その他色々なものが蓄積となって、今があるからです。
 バニー服が欲しくても、売っている店の見当さえつかなかった10年前。売っている品も種類が少なく、品質の評論をする人も複数のタイプを試して発表した人もいませんでした。今、この時期だからこそ、「衣装を売るのが一番の近道」という書き方もできますが、そう言えるバックには10年間の歴史があり、それは、一緒に歩んでくれた方々のおかげであることも承知しています。
 だからこそ、少しでも、今まで協力してくれた皆さんのために、因幡の知り得たバニーのノウハウを凝縮した本でお返ししたいと思っていました。でも、どうしてもうまくまとまらないのです。たとえば、「バニー服の構造上、完全フルオーダーは失敗が多い」という結論があって、その理由も自分の中では理解できているのに、バニー初心者の方にも伝わるように明快に図解なり説明ができないとか…。10年かけて「体で納得」したことを、100ページ程度の本の中では、とてもとても表現し切れないのです。
 時間的な制約もあって、「バニー衣装☆解体新書」が暫定コピー版のまま終わってしまったことは申し訳なく思っています。
 いつかまたどこかで、因幡らしき人がバニーの何かに携わっているのを見つけたときには、「あ、あいつは一生バニーと心中していくんだな」と苦笑いしつつも、暖かく見守っていただければ嬉しいです☆

 同人サークルとしての「うさぎ☆ハウス」は一旦終了となりますが、因幡の「最初の気持ち」は、ずっと生き続けています。コミケ参加とか同人活動という形では、多分、やれることに限界があるのです。そのやり方でしっくり来なくて諦めた「何か」は、きっと、どこかで形を変えて実現のための表現をされ続けていくことでしょう…。
(コミケで頒布する本に営利と誤認される内容を書くのはマナー違反なので、今回は、ここまでのお話となります。お茶を濁しているようで申し訳ないのですが、どうか御理解ください。)
 皆さん、長いこと、ありがとうございました!




うさぎハウス10周年 区切りの書 〜同人以外のバニー表現を求めて〜
2001年8月9日(木) 初版発行
 発行:うさぎ☆ハウス(因幡うさぎ) インターネットURL http://www.usagihouse.com/
※今までの発行物に書いてあった連絡先は、使えなくなっています。
 ※インターネットはしばらく継続する予定てす。場合によっては途中でURLが変わる可能性もありますが、その場合はホームページ上で告知します。